2022ナチュラルホルンキャンプin水戸

〜ナチュラル、ナチュラー、ナチュレスト!〜

ナチュラルホルンの奏法や響きを学び、19世紀中頃までのシンフォニーやホルン作品への理解をより一層深める、参加者それぞれのペースで楽しく無弁沼へ♪

キャンプ講師:大野雄太・下田太郎・塚田 聡・伴野涼介

2022年3月26日(土)・27日(日)会場:永江楽器水戸

 

第2回目となる「ナチュラルホルンキャンプin水戸」が終了しました。

前回の経験を踏まえ、さらに強力なキャンプとなった2022年編。

1日目:開校式に続いて大野雄太による「基礎講座〜歴史や簡単な奏法について〜」は、ナチュラルホルンが世の中の動きを実は牛耳っていたという驚きの史実が次々と明らかになる笑いの絶えない講座で一気に参加者を無弁沼へ引きずり込むことに成功。次の時間は、伴野涼介による「実践的!ハンドテクニック講座」。全員で涼介作のオリジナル基礎練習を演奏しながら、上から下までの全ての音の特性を理解し克服していく講座となりました。休憩時間をはさみ、午後からは「個人レッスン」と「アンサンブルレッスン」が4つの部屋に分かれて進行。空いている受講生を相手に、勝手に講師と話や演奏をする「濃密ナチュホタイム」では塚田 聡と大野雄太が、それぞれ得意の話を展開。受講生は初めて聞く話に目が白黒となりながらも、ますます深く沼にハマってゆく様子が見て取れました。

夜になると、ホテルの大部屋に全員が移動し、親睦会が慎ましやかに行われました。お互いの間にビニールシートを挟みながらも楽しく歓談。下田太郎を進行役に、あらかじめアンケートでみなさんの音楽以外の趣味などをお聞きしていたものをネタにした、ディープな自己紹介タイム。そして、合奏もちょっとだけしました。

2日目:9:30から「アンサンブルレッスン」・「個人レッスン」が行われ、午後にはキャンプの締めとなる「受講生コンサート」が行われました。今年はピアニストの宮内里恵さんに参加ご協力いただき、ソロを演奏する方も。A,B2つのチームに分かれたアンサンブルも披露されました。修了式では「キャンプ修了証」が参加者に授与されました。

14:30からは、外部のお客さまも迎えて「講師コンサート」が開かれました。

講師コンサートには、キャンプ講師4名に、大森啓史と藤田麻理絵が加わり、ナチュラルホルンアンサンブル東京全メンバーによる演奏を披露。そして、ナチュホ東京初の他楽器との共演が実現。ピアノの宮内里恵さんにお入りいただきました。

市毛啓太:狩人の集い、A.ライヒャ:24の三重奏曲 Op.82より22番・13番、F.シュトラウス:2本のホルンとオーケストラのためのコンチェルタンテ、L.-F.ドープラ・2本の高音ホルンと低音ホルンのためのピアノ伴奏付き三重奏曲、L.-F.ドープラ:6本の異なる調のホルンのための六重奏曲 Op.10より第1番をお届けしました。

今年のキャンプには、協賛楽器店、「山野楽器・ウィンドクルー」・「ネロ楽器」・「管楽器専門店ダク」・「ドルチェ楽器」が各々販売するナチュラルホルン持参で参加してくれました。「永江楽器水戸」の全面協力のもと、販売コーナーでは、ナチュラルホルンに特化した楽譜が販売され、楽器・マウスピースが試奏し放題というなんとも贅沢な空間が生まれました!

今年は、「親睦会」や「濃密ナチュホタイム」が設けられたこともあり、受講生同士の交流も深まり、キャンプという名に相応しい2日間になったと思います。また、ナチュラルホルンから見た音楽。ピリオド奏法にもより積極的にアプローチができました。

この場をお借りして、パンフレットづくりから受講生募集、タイムテーブルづくりから事務的なこと一切を請け負ってくれた、永江楽器水戸さんにメンバー一同、心から感謝の意を表します。

キャンプにご参加いただいたみなさま!ありがとうございました!

来年の開催も目論んでおります。みなさま、また水戸でお会いいたしましょう!